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【離島留学情報】

国土交通省の全国の離島留学情報(令和7年度募集)



フリースクール育海の離島留学とは


育海は、実質居住人口20人。高齢化率95%という瀬戸内海国立公園のど真ん中、笠岡諸島の離島「飛島」を拠点とするフリースクールが運営する離島留学です。

 不登校やひきこもりなど、学校生活で生きづらさを抱えている子どもが利用できます。

 

育海の「暮らす」は、子どもが自分で考えて決定する。

育海の離島留学のコンセプトは「暮らす」のすべてが学びのコンテンツ。

毎日の食事や掃除、洗濯など身の回りのことはすべて子どもたちだけでおこないます。

暮らしのなかでこそ子どもたちは成長します。「お風呂をつくりたい」「塩をつくりたい」「ヤギをかいたい」「イノシシの肉を食べたい」などなど、子ども達のやりたいことで活動は無限大に広がります。

目の前の海で魚を獲ったり、畑で野菜を育てたり、1日中本を読んだりと過ごし方は自由です。

のんびりとした島時間に身を委ねながら自分を見つめる時間を持ち、しっかりとエネルギーを蓄えて次のステップへ飛びたつための力を育みます。 

 

 「不登校でも充実した日々を送りたい。」

「学校に行かなくても笑顔で元気に過ごしてほしい。」

 そんな願いを叶える環境が育海にはあります。 

 

今の自分や生活に満足していない君へ


☑ 今の自分の環境を変えたいと思っている。

☑ 自分らしい生き方を見つけたい。

☑ 都会や人混みは苦手なほうだ。

☑ 最近、スマホの情報やSNSに疲れている。

☑ 学校に行くことが苦しく感じている。

☑ 自分のペースでゆっくりと勉強したい。

☑ 親や先生にあれこれと指示されるのが嫌だ。

☑ 同世代より大人と話をするのが好きだ。

☑ 学校や家以外に落ち着ける場所がない。

☑ のんびりできる居場所が欲しい。

☑ 自分のことを好きになりたい。

☑ 自分の人生は自分で創りたい。

 

育海は、そんなあなたを待っています。

 

育海の共同生活により改善が見込まれるケース

☑ 起立性調節障害などの心身の問題により学校を休みがちである。

☑ 家庭内において改善の糸口が見えない。お子様にとって安心できる居場所でないと感じている。

☑ 本来は力があるのにエネルギー切れで元気がなく、無気力な状態である。

☑ 真面目な性格で自己肯定感が低くなっている。

☑ 昼夜逆転等、生活が乱れている。

 

育海の共同生活によりトラブル(ストレス)に繋がりやすいケース

☑ ADHDの診断を受けている。または不注意・多動性・衝動性がある。

☑ ASDの診断を受けている。または社会性・コミュニケーションの難しさや強い拘りがある。

☑ 自分の思うようにならないときに言動が暴力的になる。

☑ 潔癖症(不潔恐怖症等)により、片付けられていない環境や共同で使用する設備の汚れが気になる。

 

*特に発達に関する診断を受けている場合や特性が強い場合は、共同生活においてトラブルになる可能性が大きいです。育海の共同生活では、苦手な仲間と関わらずに過ごすことや苦しい環境から逃げることが出来ません。
また、独自の拘りがあっても育海のルールや仲間との約束を守らなければなりません。

そのことにより子ども自身が大きなストレスを抱えてしまい心身の状況が悪化することがあります。

発達特性の有無で選考を判断することはありませんが、お子様の個性、特性が育海の離島留学に合っているかを慎重に見極めることを大切にしています。 

育海の環境


育海校舎

旧小中学校が育海の生活拠点です。

施設前の砂浜

穏やかな海が目の前です。

飛島全景

周囲6キロの離島が学びのフィールド

HUGKUMI号(日本財団)

海の活動や緊急時の送迎に大活躍


育海の生活


たべる


自分たちで育てた野菜!自分たちで獲った魚!目の前の海が台所!毎日の食事が賑わいます。

すごす


ホールはみんなの集まる憩いの場所です。Wifiも使えるし、たくさんの図書もあり、広くて落ち着ける空間です。

つくる


最新のIH調理器具を備えたキッチン、電気ピザ窯、オーブンレンジ完備!つくるのも楽しくなります。

あそぶ


施設の2階は体育館。目の前に砂浜!外には運動場!いつでも仲間と気軽に活動出来る環境があります。


まなぶ


スタッフが勉強を教えることはありませんが、それぞれの目標に向かって自学自習をサポートします。

そだてる


耕作放棄地を開墾して自分たちの畑をつくります。育てる農作物や動物は自分たちで決めます。自分たちの想いがカタチになる夢の活動です。

やくだつ


島の行事、イベントのサポートや島の草刈り等を仲間と計画して実施します。誰かのために汗をかく時間は最高に気持ちの良い活動です。

しる


手打うどん、しめ縄、餅つきなど、島に残る風習や生活文化を体験できます。


育海の離島留学が大切にしているステップ


離島留学に参加する子どもたちの成長には、3つのステップがあります。

スタッフは子どもたちの成長を見守りながら、成長できる環境を整えていきます。

暮らすという負担が子どもを大きく成長させる。


離島留学での生活はすべて自分たちで考え、相談し、決定する完全ノンカリキュラム制度です。

子どもたち同士で決定する役割や責任は、自分の気分や甘えで逃げられるものではありません。

そのことによって子どもたちは大きな負担やストレスを背負うことになります。しかしながら、私たちスタッフはその負担や不満を取り除くことをしません。子どもたちは共同生活で生じるあらゆるストレスと向き合いながら日々暮らしていくことになります。一時的なイベントではない「暮らす」という日常の小さな体験の積み重ねが日々の成長に繋がります。

 

育海の離島留学生活レベル

【自然の環境】 ★★★★★(瀬戸内海国立公園のど真ん中)

【交通の便】  ★☆☆☆☆(1日4便の定期船のみ)

【生活の負担】 ★★★★★(炊事、洗濯、掃除、全部子どもたちだけで行います。)

【体験活動】  ★★★★★(離島のすべてが学びのコンテンツになります。)

【学習環境】  ★★★☆☆(自分次第!)

【公的機関】  ★☆☆☆☆(なにもありません)

【買い物環境】 ★☆☆☆☆(週1日、定期船に乗って買い物に出かけます。)

【ネット環境】 ★★☆☆☆(ホールのみWi-Fiが使用できます。)

 

育海の離島留学に求められる能力

【忍耐力】   ★★★★★(暮らしのすべてを子どもたちだけで行うのは、かなりキツいです。)

【協調性】   ★★★★★(仲間と一緒に暮らすためには、自分の気持ちばかり優先することはできません。)

【柔軟性】   ★★★★☆(決めたことを修正したり、変更したりしながら生活の質が向上していきます。)

【思考力】   ★★★☆☆(どうすればうまくいくのだろう・・・という日々です。)

【行動力】   ★★★★☆(とにかくやるしかない。)

【計画力】   ★★★★☆(一週間・一ヶ月・一年、、、自分たちでつくるスケジュールが育海のすべてになります。)

 

離島留学(登校型・滞在型)


1日スケジュール

登校型はスクールボートに乗って笠岡市の沿岸部にある神島外中学校へ通学します。

全校生徒が20~30人の小規模校です。家族のような雰囲気で楽しい学校生活をおくれます。

乗船時間は約40分、美しい瀬戸内海国立公園の景観を眺めながらの登校です。

 

  6:15 起床

  6:30 朝食

  7:15 スクールボート飛島出発(登校型)

  8:00 学校到着・授業・部活動(登校型)

  9:30   活動(滞在型)

12:30 昼食(滞在型)

13:00 活動(滞在型)

18:30 スクールボート飛島到着(登校型)

19:00 夕食

19:30 ミーティング

20:00 入浴・洗濯等・自由時間

22:00 消灯・就寝

 

【学区】神島外中学校

教育による持続可能な地域振興


島民のみなさんと「暮らす」

島の伝統文化や行事、草刈の作業などにも参加します。

日々の生活のなかにも、郵便配達や島民の皆さんの送迎など地域の役割や交流を体験できる機会がたくさんあります。

いつしかこの島がもう一つの「ふるさと」のように安心できる居場所となっていきます。

居住人口20名、高齢化率95%の離島において、子どもたちの存在は地域の大きな原動力となります。

 

教育が持続可能な地域の力となる。新しいかたちの地域振興モデルです。

相談窓口


親元を離れて暮らすお子様の悩みや、保護者の方の不安に対応いたします。

 

相談窓口

①  笠岡市教育委員会 学校教育課

   指導係:0865-69-2154 

②  笠岡市総合教育相談支援センター(笠岡ほっとふれんず)

   教育相談(本室) :0865-62-3399 / 月曜日~金曜日 9時30分~18時00分

   子どもSOS電話相談:0865-62-5000 / 月曜日~金曜日 9時30分~18時00分 

 

③ 保護者専属相談窓口(グループLINEによる)

 

④ 一般社団法人飛島学園(事務局)080-2891-8387(代表直通)080-6307-5550

協力団体・関係機関


離島留学「子ども第三の居場所」は、【公益財団法人日本財団】が開設・運営を支援しています。

離島留学「子ども第三の居場所」は、【笠岡市教育委員会】が協力しています。